おすすめのクレジットカード10選!クレジットカードの選び方と使い方

様々な特典やサービス付きで、現金よりお得な部分も多いクレジットカード。節約の観点からも「自分にプラスになるクレジットカードを作りたい」という方はきっと多いでしょう。

しかしクレジットカードの種類は年々増えているため、1枚ずつをチェックするのは難しいですよね。そこで今回は、クレジットカードを選ぶときのポイントや、目的別のおすすめクレジットカードをご紹介いたします。

また初めてクレジットカードを使う方に向け、カードの作り方や使い方、カードが届いたらすべきことなど「クレジットの基礎知識」も解説しました。最適なカードの選び方がわからない方や、クレジットカードについてくわしく知りたい方はぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。

クレジットカードの選び方のポイント

クレジットカードを作る際は、自分に合ったものを選ぶことが大切です。まずはカードを選ぶうえで重要なポイントをおさらいしましょう。

以下9つの項目をチェックすれば、最適な1枚を見つけやすくなるはずです。

  • 年会費
  • ポイント還元率
  • マイルの貯まりやすさ
  • ポイントの使い道
  • カードの利用目的
  • 特典や優待などの付帯サービス
  • 旅行保険の内容
  • タッチ決済や電子マネーの有無
  • 国際ブランド

順番に補足しましょう。

クレジットカードの年会費

クレジットカードには、年会費無料のものと有料のものがあります。カードに維持費をかけたくない!という方には年会費無料のカードがおすすめ。

「年会費無料=サービスが不十分」というイメージが強いかもしれませんが、近頃はコスパのよい年会費無料カードが多数存在します。また年会費無料なら、万が一使わなくなってしまっても「コストが0円」なので損することはありません。

ただしより上質なサービスをご希望の場合、年会費が高めのクレジットカードのほうがニーズとマッチする可能性も。年会費を上回るだけのメリットあるか?を基準に選んでみてくださいね。

クレジットカードのポイント還元率

クレジットカードで決済すると、利用金額に応じてポイントが還元されます。たとえば「100円の利用ごとに1ポイントを付与(1ポイント=1円相当)なら、ポイント還元率は1%です。

この場合、いつでも1%割引で買い物をしている計算になるのでかなりお得ですよね。なるべく還元率の高いカードを選んで、賢くポイントを貯めましょう。

マイルの貯まりやすさ

飛行機の利用が多い方には、マイルが貯まりやすいカードがおすすめ。特に航空会社が発行しているクレジットカードなら、ショッピングでも飛行機でもマイルを貯めやすいでしょう。

また入会・継続のプレゼントとしてマイルがもらえるカードも多数ありますよ。

ポイントの交換先

貯まったポイントの交換先も要チェックです。交換先や使い道が限られていると、なかなか使いきれずに「いつの間にかポイントが失効していた」ということにもなりかねません。

自分がよく利用する店舗でポイントが使えるカードを選び、無駄なく消化するようにしましょう。ポイントの使い道が思いつかないときは、キャッシュバック機能がついたカードを検討するのもおすすめです。

カードの利用目的

クレジットカードを作る目的や理由を明確にすると、自分に合ったカードを選びやすくなります。たとえば「コンビニでお得になるクレジットカード」の場合、そもそもコンビニ利用をしない方にはメリットが少ないですよね。

利用目的に合わないカードを選ぶと、うまく活用できない可能性が高くなります。自分の目的やライフスタイルに合っているかは、最初にチェックしておきましょう。

また必要ない保険が付帯していないかなども、あわせて確認してみてくださいね。

特典や優待などの付帯サービス

各クレジットカードには、特約店の利用でポイントアップ、対象期間中の年会費が無料、プレゼント企画の実施など様々な特典がついています。せっかくなら自分のニーズや興味にマッチするカードを選びましょう。

たとえば海外旅行が多い方は海外旅行補償つきのカード、車利用が多い方には「ガソリン代がお得になるカード」などがおすすめ。ポイント還元率や年会費などの基本スペックも重要ですが、カードごとの特典もぜひ考慮してみてくださいね。

旅行保険の内容

クレジットカードの多くは「旅行損害保険」や「ショッピング保険」などの保険が付帯しています。これらは旅行時のケガや盗難の際に、損失分・治療費を保障してくれるサービスです。

旅行好きな方の場合は特に重視したい項目かもしれませんね。ただ「旅行保険」と一言でいっても、具体的な補償内容は各カードで異なります。

たとえばケガをした際、治療費のどこまでをまかなってくれるのかはカードごとに違うので、しっかりチェックしておくことが大切。

また保険にも、カードを所有しているだけで有効となる「自動付帯」と、旅行費をクレジット決済したときのみ有効となる「利用付帯」の2種類があります。補償内容や保障が適用される条件などを、あらかじめ確認しておきましょう。

タッチ決済や電子マネーの有無

タッチ決済機能がついたクレジットカードなら、よりスムーズなお会計が可能です。またカード番号の盗み見や情報抜き取りのリスクを減らすことができるので、セキュリティ対策としても優れています。

さらにタッチ決済限定のポイントアップや、タッチ決済の利用でキャンペーン適用などの優待・特典が増えているのも見逃せません。スマートなお支払いをしたい方や、キャンペーンを活用してポイントを貯めたい方は、タッチ決済の有無もチェックしてみましょう。

またSuica、QUICPay、iDなどの電子マネーが付帯しているクレジットカードも年々増えているため、興味のある方はこれらの機能付きカードも検討してみてくださいね。

ポイント高還元率で選ぶおすすめクレジットカード

この章では、利用目的別におすすめのクレジットカードをまとめました。
まずは、ポイント還元率を重視したい方にぴったりの2枚をご紹介します。

dカードは基本還元率にくわえ、特約店での高還元も魅力

dカード

dカードはドコモが発行するクレジットカードで、申し込み条件は18歳以上となっています。年会費無料が無料なうえ、ポイント還元率が通常で1.0%、特約店の利用では1.5%と高還元率なのが特徴です。

貯まったポイントはdポイント加盟店でのお買い物やd払いで使えるほか、JALマイルなどに交換もできます。ドコモユーザーであれば、貯まったポイントを携帯料金に充当できるのも嬉しい特典です。

また、一般的に年会費無料カードでは付帯保険が弱い傾向にありますが、dカードはショッピング保険が自動的に付帯します。ポイント還元率だけでなく、年会費無料や保障の手厚さを重視したい方にもおすすめの1枚です。

オリコカード THE POINTは、入会後半年間がポイント2倍でお得

オリコカード

オリコカード THE POINTは、ポイント還元率がつねに1.0%でポイントが貯まりやすいのが特徴。さらに入会後半年間はポイントが2倍になるのも嬉しい特典です。

また会員専用サイトである「オリコモール」を経由してショッピングをすると、通常のポイントに0.5%が加算されます。

オリコモールにはAmazon、楽天市場、ヤフーショッピング、ベルメゾンなど、人気ショップが600店以上参加しているため、お気に入りのショップも見つけやすいはず。普段どおりのお買い物で効率よくポイントが貯められますよ。

なお貯まったポイントは「オリコポイントゲートウェイ」にて、500オリコポイントからリアルタイムに交換可能です。たとえば500ポイントをAmazonギフト券に交換申請すると、すぐにAmazonギフトコードが届くというスピーディーさが魅力。

今すぐにポイントを使いたい!というときに重宝するカードですね。さらにオリコカード THE POINTは、後払い型の電子マネーであるiDとQuickPayも付帯されているため、コンビニなどで電子マネーをよく利用する方にも適しています。

ポイント高還元率なカードをご希望の方や、貯めたポイントをリアルタイムで交換したい方、電子マネーの利用機会が多い方は、ぜひオリコカード THE POINTを検討してみてはいかがでしょうか。

即日発行に対応しているクレジットカード

対象サービスの支払い方法が「クレジットのみ」だったり、クレジットカードに付帯する「ETCカード」が必要なときなど、早くクレジットカードが欲しい!という場合もありますよね。ここでは、即日発行に対応しているクレジットカードを2種類ご紹介します。

三井住友カード(NL)は、最短5分でカード番号を発行できる

三井住友カード

三井住友カード(NL)は、オンライン申し込みであれば最短5分でカード番号が開示されるのが大きなメリット。本人確認書類の提出もオンラインで完結できるので、書類不備や出し忘れも防止できます。

カード番号があればネットショッピングですぐに利用できるほか、ApplePayなどと紐づければスマホ決済も可能。実店舗でも、その日に利用開始できるのが嬉しいですね。

また両面ナンバーレスのため、番号盗み見などのリスクがなく、セキュリティ対策をしっかりしたい方にもおすすめのカードです。なお三井住友カード(NL)は、発行スピードだけでなくポイント還元率の高さも魅力の1つ。

基本還元率は0.5%と特別高くないですが、対象のコンビニや「マクドナルド・すき家などの飲食店」にてタッチ決済(VISAのタッチ決済/MasterCardのコンタクトレス)を利用すると、ポイント最大5%にアップします。

これらの店舗を利用する機会が多い方なら、かなりのポイントが貯まっていくでしょう。即日発行に対応しており、かつポイントも貯まりやすいカードをお探しの方はぜひ本カードを検討してみてくださいね。

セゾンカードインターナショナルは、ETCカードをお急ぎの方におすすめ

セゾンカード

カード自体は即日発行可能でも、ETCカードの到着は遅くなる場合も少なくありません。しかしセゾンカードインターナショナルなら、付帯するETCカードまで即時発行できるのが特徴です。

WEBで申し込めば、最速当日に全国のセゾンカウンターにてカードの受け取りが可能。
さらに完全デジタルカードの場合、最短5分でカード番号が開示され、オンラインショッピングやタッチ決済での利用が可能になります。

またセゾンカードインターナショナルは、有効期限が無期限の「永久不滅ポイント」が1,000円(税込)につき1ポイント貯まるのも魅力。普段のお買い物から水道光熱費まで、クレジット払いをするだけでどんどんポイントが貯まります。

永久不滅ポイントのため、ポイントの交換期限やポイント消滅の心配も無用。「貯めたポイントの使い道がすぐに決まらない」という方にも安心ですね。

今すぐクレジットカードが欲しい方、ETCカードをお急ぎの方、ポイントの有効期限から解放されたい方は、セゾンカードインターナショナルを検討してみてくださいね。

ガソリン代がお得になるクレジットカード

車通勤が多い方には、ガソリン代がお得になるクレジットカードがおすすめです。ご紹介する2枚は、いずれも年会費無料で給油もリーズナブルにできます。

車で通勤する方や、頻繁に給油する方はぜひ参考にしてみてくださいね。

apollostation cardは、特定店舗でガソリン代を節約できる

アポロステーションカード

apollostation card(アポロステーションカード)は、ガソリン値引きに特化したクレジットカード。たとえば本カード会員は、Apollostation・出光SS・シェルSSにて、いつでもガソリン・軽油が1リットルあたり2円引、灯油は1円引きで給油が可能です。

通常のポイント還元率は0.5%と特別高くはないですが、年会費無料で維持費がかからないのでコスパよし。割引対象となるガソリンスタンドをよく利用する方は、ぜひapollostation card(アポロステーションカード)を検討してみてくださいね。

ENEOSカードSは、ガソリン代と軽油代が2円/L割引になる特典つき

ENEOSカード

ENEOSカードSは初年度が年会費無料のクレジットカード。通常年会費は1,375円かかりますが、年1回以上の利用があれば翌年以降も無料で使えます。

「年会費無料」への条件も低めなので、所有していてマイナスになりにくいのが嬉しいですね。通常のポイント還元率は0.6%と特別高くはないものの、以下のとおり様々なサービスが充実しています。

  • ENEOSサービスステーションのご利用で、ガソリン代と軽油代がずっと2円/L割引、灯油も1円/L割引
  • 「カーコンビニ俱楽部」でのキズ・ヘコミの修理費用が5%割引

また「ENEOSロードサービス」の付帯により、レッカーサービスは10㎞まで無料、バッテリージャンピングやタイヤパンク時の交換作業などの路上修理は30分以内であれば無料となる特典付きです。

カーライフ特典が充実しているので、車の運転に自信がない方や車のトラブルに備えたい方に最適な1枚といえるでしょう。

上級カードをご希望の方におすすめのクレジットカード

アメックスをはじめとする上級カードは、見栄えがよいだけでなくワンランク上のサービスも堪能できるのが特徴です。

年会費などのハードルはやや高めですが、特典も充実しているため手にする価値は十分。本章では、そんな高い満足度を約束する「上級カード」を2種類ご紹介します。

三井住友カード ゴールド(NL)は上質なサービスと発行スピードが魅力

三井住友カードゴールド

三井住友カード(NL)同様、最短5分のスピード発行が可能なこちらのカード。カード番号が開示されればすぐに使うことができるため、ご利用をお急ぎの方にもおすすめです。

申し込み条件は「20歳以上で安定した収入がある方」となっています。年会費5,500円(税込)ですが、年間100万円以上の利用があれば、翌年以降の年会費が永年無料となる上、さらに10,000ポイントが還元。

また国内主要の空港ラウンジが無料、宿泊予約サービスが優待されるなど、ゴールドならではの上質なサービスも特徴です。国内・海外旅行損害保険も最高2,000万円が保障されるため、旅行の際も安心。

最初のハードルこそ高めですが、所有する価値は十分にあるでしょう。三井住友カード(NL)のスペックにくわえて、ステータスや保障面が備わったカードをお探しの方におすすめです。

アメックス・ゴールド・カードは家族カードが1枚無料で既婚者の方におすすめ

アメックスゴールドカード

アメックス・ゴールド・カードは、ステータスの高さに定評があるクレジットカード。年会費は31,900円(税込)と高めではありますが、それを十分に上回るメリットが受けられます。

たとえばゴールドカード会員は、国内外の空港VIPラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」の特典つき。さらに「American Express Invites」にも加入でき、アメックスが厳選した400以上の海外レストラン飲食代が20%オフになるほか、ボトルワインのサービスも受けられます。

またアメックス・ゴールド・カードは海外旅行のサポートが充実しているのも特徴。旅行代金を本カードで支払った場合、傷害死亡・後遺障害保険金は最高で1億円という手厚さです。

海外旅行が多い方や、安心のサポートを得たい方は検討する価値ありでしょう。

なおアメックス・ゴールド・カードの魅力として、家族カードが1枚無料であることが挙げられます。家族のうち1名が、本会員同様の上質なサービスや特典を無料で受けられるので、既婚者の方にもおすすめ。(ただし2枚目以降は、年会費13,200円(税込)がかかります)

上級者向けのカードが欲しい方や、家族と一緒に様々な高級感を堪能したい方にぴったりのカードです。

マイルが貯まるおすすめクレジットカード

旅行好きな方にとって、マイルの貯まりやすさは条件から外せないポイントですよね。
ここからは、マイルが貯まるおすすめのクレジットカードを2枚ご紹介しましょう。

ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、無期限でマイルを貯められるのが魅力

ANAアメリカン・エキスプレス・カード

ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ANAマイルを無期限で貯められるカード。有効期限がない分、「貯めたマイルを期限内に使えない」という悩みを解消できます。

また大量にマイルを貯めて「長距離+ビジネスクラス」の特典航空券に交換するのもおすすめ。これにより「1マイルあたりの価値」を高められるのがメリットです。

なお本カードは、ANAグループで利用するとポイントが1.5倍貯まります。航空券だけでなく、空港内の店舗や機内販売、オンラインショップなどが対象になっており、使えば使うほどポイントが貯まるのが魅力です。

貯まったポイントは1ポイント=1マイルに交換できるため、交換レートで損をすることもありません。ANAマイルを効率よく貯めたい方、無期限でマイルを貯めたい方に最適なカードです。

JALカードSuicaはJALグループ便とJR東日本の利用でマイルがお得に貯まる

JALカードSuica

JALカードSuicaはJMBカードにクレジット機能とSuica機能がついたもので、JALマイルをお得に貯めたい方にぴったりのカード。年会費は通常2,200円(税込)で、初年度無料となっています。

JR東日本の利用ではJRE POINTが1,000円(税込)につき5ポイント貯まりますが、VIEWプラス対象サービスを利用すると、通常よりポイントアップするのも魅力です。さらに公共料金の支払いなど「日々のお買い物」でも、ショッピングマイルを貯められますよ。

また「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に年会費3,300円(税込)で入会すれば、ショッピングで貯まるマイルが2倍になりもっとお得に。

普段のお買い物で100円=1マイル(特約店での利用では100円=2マイル)貯まるので、効率よくマイルを貯められるでしょう。(JALカードショッピングマイル・プレミアム年会費は、今後4,950円(税込)に引き上げ予定)

なおJALグループ便に搭乗すると、通常のマイルにくわえて各種ボーナスマイルのプレゼントもあります。貯めたマイルは国内線・国際線特典航空券のほか、Amazonギフト券やWAONとも交換OK。

効率的にJALマイルを貯めたい方は、ぜひJALカードSuicaを検討してみてはいかがでしょうか。

クレジットカードの作り方

いざクレジットカードを発行しようと思っても、具体的な作り方が分からない…という方は少なくありません。

そこで本章では「クレジットカードを作る4つのステップ」を解説していきます。カードを初めて作る方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

クレジットカードを選ぶ

冒頭でもお伝えしたとおり、クレジットカードは多数存在します。各カードの特徴と自分のニーズを照らし合わせて、最適なカードを選びましょう。

特に初心者の方には、年会費無料でポイント高還元のカードがおすすめ。年会費無料なら、万が一使わなくなってしまっても「カード維持費」で損しないので安心です。

ポイント還元率に関しては、1.0%以上を1つの基準にしてみてもよいでしょう。また、ポイントプログラムなどの仕組みが複雑だと使いこなせない場合も多いので、なるべくシンプルなカードを選ぶのがおすすめです。

クレジットカードに申し込む

クレジットカードの申込み方法は、次の3つが主流です。

  • インターネットでの申込み(パソコン・スマホ)
  • 書類郵送での申込み
  • 店頭窓口での申込み

インターネット申し込みは5~10分で完了する場合が多いため、即時発行したい方に適しています。手続き自体も楽なので、特に理由がなければインターネット申込みがおすすめです。

またネット申込限定のキャンペーンが適用される場合もあるので、うまく活用してみてくださいね。

審査結果を待つ

申込みが完了したら、審査結果を待ちます。審査にかかる時間はカードによって異なりますが、即日~3週間くらいが一般的です。

カードを利用したい日があらかじめわかっている場合は、審査時間を踏まえて早めに申し込みを済ませておきましょう。

カードを受け取る

審査に通過したのち、カードが発行されます。店頭受け取りを選択した方は、窓口まで行きましょう。

郵送で受け取る方は、自宅にカードが到着するのを待ってくださいね。なおカードの発送方法は次の2つが多いでしょう。

  • 本人限定受取郵便(日本郵便)
  • 簡易書留(日本郵便)

いずれも原則として「手渡しでの受け取り」になるので、郵便受けや宅配ボックスには入れてもらえません。ただし簡易書留であれば、同居している家族の方も受け取り可能となります。

クレジットカードの使い方

クレジットカードは、実店舗だけでなくネットショッピングやスマホ決済でも使用できるうえ、支払い回数も自ら選択可能です。ここではクレジットカード初心者の方に向けて、クレジットカードの使い方や支払い回数についてお伝えしましょう。

実店舗でのクレジットカードの使い方

実店舗では、次のステップを踏んでクレジット決済をしましょう。

1.店員にクレジット払いと伝える
2.決済端末機にカードを差し込む
3.サインレス決済の場合、これで完了

近頃はサインレス決済が多くなっていますが、サインを求められる場合もあります。その際は、カード裏面のサインと同じ筆跡で書いてください。

サインではなく、暗証番号の入力を求められた場合は、自分で決めた4桁の暗証番号を入力し、確定(Enter)を押しましょう。万が一暗証番号を忘れてしまったときは、カード会社に確認してくださいね。

スマホアプリでの払い方

ApplePayやQUICPayなどのスマホアプリにクレジット情報を登録することで、スマホ決済も可能になります。たとえばQUICPayで支払いをするときは下記の手順に沿っておこないましょう。

1.店員に「QUICPayで支払う」と伝える
2.スマホを専用端末にかざす
3.決済手続きが完了したことを確認し、支払い完了

なお、上記はNFCやFelicaなどの「非接触型決済」を利用した場合の方法です。QRコード決済の場合は、スマホでバーコードやQRコードをスキャンしてください。

またVISAのタッチ決済やMasterCardのコンタクトレス決済など、カードブランドがそれぞれ用意している決済システムもあるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ネットショッピングでの使い方

ネットショッピングでは以下の手順で決済します。

1.支払い方法でクレジットを選択
2.名義、有効期限、カード番号などを入力
3.必要であればセキュリティーコードを入力

セキュリティーコードとは、安全性を高めるために用意された3桁の数字です。カードの裏面などに記載されていることが多いので、あらかじめ確認しておきましょう。

またサイトによってはクレジット情報を登録することもできます。その場合、2回目以降のショッピングでは、カード情報の入力を飛ばして決済が可能になります。

クレジットカードの支払い回数

クレジット決済の際は、支払い回数を自ら選択しなければいけません。
それぞれの支払い回数の特徴は以下のとおりです。

一回払い

1ヶ月分の利用代金を毎月の引き落とし日にまとめて支払います。
手数料はかかりません。

ボーナス払い

夏と冬のボーナス月にまとめて支払う方法です。
ボーナス一回払いなら手数料はかかりませんが、ボーナス二回払いは手数料がかかります。

分割払い

任意の回数に分けて支払う方法。
分割回数や手数料は、カードごとに異なります。

リボ払い

たとえば「毎月1万円」など、自分で支払い金額を決めて払う方法です。支払う総額の残高と、自ら決めた「毎月の支払い額」によって支払い回数が変わってきます。

リボ払いは月々の負担こそ軽くなりますが、残高に応じて手数料が発生するデメリットも。そのため、後々支払いに追われるケースも珍しくありません。

リボ払いはときに便利ですが、むやみに使うのは避けましょう。

後から支払い方法を変えたい場合

クレジット決済の場合、後から支払い回数を変更することができます。たとえば「1回払いを2回払いに変えたい」というときは、下記のいずれかの方法を試してみてください。

  • カード会社の公式WEBサイトから変更
  • カード専用アプリから変更
  • カード会社に電話をして変更

なお変更手続きの期限は、カードごとに異なるのであらかじめ確認しておきましょう。

「クレジットカードの使い分け」がおすすめの理由

クレジットカードは1枚だけでも便利ですが、複数枚を使い分けるとさらにお得になります。たとえば用途によって2~3枚持ちをすると、以下のようなメリットが得られるでしょう。

  • ポイントを効率よく貯められる
  • 予備カードとして持っておける
  • 保険金を合算できる
  • プライベート用とビジネス用で区別できる

それぞれについて補足します。

ポイントを効率よく貯められる

メインカードとサブカードを使い分けると、ポイントをより効率的に貯めることができます。たとえば「基本還元率が高く、オールマイティーなカード」と、「ある特定のショップでお得なカード」を2枚持ちすれば、自分の行動範囲をもれなくカバーすることが可能に。

ポイントの取りこぼしがなくなり、すべての生活圏でポイントを獲得できるわけですね。なおメインカードとサブカードは、それぞれの特徴が対照的なものを選ぶのがおすすめ。

こうすることで各カードのメリットを活かしやすくなりますよ。

予備カードとして持っておける

サブカードは、万が一メインカードが使えなくなったときの「予備カード」にもなります。たとえば破損や磁器不良でカードを使用できなくなったとき、もう1枚カードがあれば安心ですよね。

またクレジットカードは、国際ブランドによって利用できる店舗が異なります。1枚目と2枚目で異なる国際ブランドのカードを持っていれば、幅広い地域やショップをカバーできるでしょう。

保険金を合算できる

クレジットカードの多くは、旅行損害保険やショッピング保険が付帯しています。これらの保険金を合算できるのも、カードを複数枚持つメリットです。

たとえばメインカードの疫病応急治療・救援費用の保証金額が最大200万円、サブカードが最大100万円の場合、旅行先で生じた各種費用のうち最大300万円が保障されます。

出張などで国内・海外へ行く機会が多い方にとって、保証金額が増すのはありがたいですよね。ただし後遺障害・傷害死亡に関しては合算対象外になるので注意してくださいね。

またカードによっては、保険金を合算できる条件を設けていることもあるので留意しておきましょう。希望のカードがある場合は、あらかじめ問い合わせて確認しておくと安心です。

プライベート用とビジネス用で区別できる

ビジネス向けに様々な優待が付帯する法人クレジットカード。経営者や個人事業主の方は、この法人クレジットカードとプライベート用のクレジットカードの2枚を使い分けるのがおすすめです。

理由はプライベートの買い物と経費購入を分けることで、経費処理がしやすくなるからです。たとえば1枚のカードで私用とビジネス用の支払いをおこなうと、支出を把握しづらくなってしまいます。

クレジットカードなら利用明細が発行されるので「いつ、何に使ったのか」が明確になるのでしょう。

メインカードを選ぶ際のポイント

メインのクレジットカードは、ポイントの貯まりやすさを重視して選ぶのがおすすめ。基本のポイント還元率はもちろん、条件付きでポイントアップする場合もあるのであわせて確認してみてください。

というのも、利用頻度の多いショップでポイント還元率が高くなるカードの場合、基本還元率がそれほど高くなくても、トータルで見るとお得だからです。また付帯サービスや優待などが自分に合っているかも大切。

自分にプラスのある特典付きのカードを選びましょう。そのほか電子マネーやスマホ決済ができるカードも、その利便性から「メインカード」にぴったりです。

サブカードを選ぶ際のポイント

サブカードは、メインカードにはない特徴があるカードをチョイスするのがおすすめ。ある特定の店舗利用でポイントアップや、条件達成でメリットがあるとバッチリです。

また自分の目的に合うかどうかもチェックしたいところ。マイルを貯めたい、いつものネットショッピングでお得になるカードが欲しい!など、自分のニーズと照らし合わせてみてくださいね。

1つ注意したいのが、利用機会が少ないサブカードはその存在を忘れやすいことです。たとえば買い物などで利用したことを忘れてしまい、引き落とし日に残高不足で引き落とせないという事態もおこしかねません。

こういった支払い遅延は、カード利用の一時停止や遅延損害金の請求、信用情報に傷がつくなどのおそれもあります。また年会費が無料だった場合「コストゼロだから」といった理由で解約せずに残しておくと、紛失や盗難のリスクも生じるでしょう。

利用頻度が少ないサブカードこそ、管理を徹底してくださいね。

カードが自分のライフスタイルに合っているか定期的に見直そう

メインカードもサブカードも、定期的に見直し「自分のニーズに合っているか」をあらためて考えてみることも大切でしょう。というのも「最適な1枚」はライフステージによって変わることが多いからです。

たとえば結婚している人としていない人、子どもの有無、通勤スタイルなど、生活パターンは様々。昔は役に立っていた付帯サービスが、今も便利とは限らないですよね。

数年おき、あるいは生活リズムが大きく変わったときには、クレジットカードの点検をしてみてくださいね。

クレジットカードが届いたら確認すべきこと

審査に通過した後、郵送で届けられるクレジットカード。いざ手にすると「早く使ってみたい!」と思うかもしれませんが、最初に確認しなければいけないことが3つあります。

  • カード券面にサインする
  • 氏名や有効期限などの確認
  • カード会員専用アプリや専用サイトに登録

順番に見ていきましょう。

カード券面にサインする

まずはカード券面にサインをしましょう。何で書いても構いませんが、こすれなどに強い「油性ペン」が特におすすめです。

サインは、クレジットカードで決済をする際の「本人確認」に必要なもの。支払い後にサインを求められたら、カード券面に書いたものと同じ筆跡でサインをしましょう。

カード券面のサインが確認できないと、クレジット払いができなくなる可能性もあるので注意してくださいね。

氏名や有効期限などの確認

氏名、有効期限、暗証番号を確認します。また利用限度額や支払い日、引き落とし口座など、申し込みの際に自ら設定した事項について同封されているはずなので、あわせてチェックしましょう。

暗証番号はクレジット決済をした際に入力を求められる場合があるので、しっかり覚えておいてくださいね。なおカード券面に暗証番号をメモしてしまう方もいらっしゃいますが、盗み見される危険があるので避けましょう。

カード会員専用アプリや専用サイトに登録

クレジットカードを作ると、カード会員専用のアプリやサイトに登録できます。こういったアプリでは、利用明細の確認はもちろん、各種キャンペーンなどに応募することもできるので便利です。

さらに限度額が近づいたときのお知らせや、お得な情報などをリアルタイムで通知してくれるサービスも多いので、ぜひ有効活用してみてください。またGooglePay、ApplePayなどのスマホ決済を利用したいときは、各決済のスマホアプリにカード情報を登録しておくとスムーズです。

自分にぴったりのクレジットカードを選べば、生活がより豊かになる!

今回は、クレジットカードを選ぶポイントや目的別のおすすめクレジットカードをご紹介しました。クレジットカードがあれば現金不要でお買い物ができるだけでなく、各種割引やポイント還元によってお得感が得られます。

また海外旅行保険などの保険も付帯されているため、いざというときにも備えられるでしょう。年会費は無料のものと有料のものがありますが、年会費を上回るだけのメリットがあるカードを選べば損することもありません。

カードの基本事項のほか、付帯サービスや優待などを踏まえて「自分にとってベストな1枚」を選んでみてくださいね。

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